オルソケラトロジーは「定額制」or「一括払い」?

「定額制」と「一括払い」を比較検討

数年前から世の中ではサブスクリプション「通称:サブスク」が流行っています。コンタクトレンズ業界でも、ハードコンタクトレンズのサブスクなどが見られます。

オルソケラトロジーは元々一括払いが主流であり、現在もそれは変わらないのですが、徐々にサブスクの導入が広がりつつあります。

本ページでは、オルソケラトロジーにおける定額制払いと一括払いを比較していきたいと思います。

 定額制一括払い
初年度費用月額7,000円(両眼)
年間合計84,000円
一括150,000円(両眼)
年間合計150,000円
2年目費用月額7,000円(両眼)
年間合計84,000円
基本的には不要
※保証外のレンズ交換時、レンズ1枚分の費用発生
5年間合計費用420,000円
+レンズ紛失時のレンズ費用発生
150,000円
+保証外のレンズ交換費用、レンズ紛失時のレンズ費用発生
レンズ交換保証いつでも可能数ヶ月以内であれば破損保証等あり
レンズ紛失レンズ1枚分の費用発生レンズ1枚分の費用発生
レンズ更新
(新品レンズに交換)
1年毎に無償で更新無し
※数年に1度有償でレンズ更新
備考・1年間は退会不可
・退会時にレンズの返却が必要
治療中止時、レンズ返却

※上記費用は、あくまでも一例です。内容は眼科施設によって異なります。

  

上記のように、初年度は定額制の方がコストを抑えられますが、長期的な負担費用(今回は5年間)を比較すると、一括払いの方が低コストかつ効率的に治療を進められるのがわかります。

定額制の方がレンズの破損や紛失に対して保証などが手厚いため安心できると思います。一方で、オルソケラトロジーは長期的に視力を良好に保ちつつ経過を見ていきます。特に、小さなお子様はオルソケラトロジーを数年~十数年行うケースも多いため、一括払いの方が費用面で無駄なく治療を継続していけるのではないかと考えられます。

よって、保証面を重視するのであれば「定額制」、費用面を重視するのであれば「一括払い」が良いのではないでしょうか。

 

 

オルソケラトロジー取り扱い眼科一覧はこちら

 

 

まとめ

眼科施設によって定額制と一括払いのどちらを採用しているか異なります。
※現状、多くの眼科施設では一括払いを採用しています。

それぞれのメリットとデメリットについてのまとめは以下の通りです。

【定額制】

メリット
  • 定期的に新しいレンズに交換でき、清潔かつ快適に使い続けられる
  • いつでもレンズを交換できるため心理的に安心材料になる

デメリット
  • 一括払いに比べて、長期的な費用が高くなる
  • ランニングコストが毎月かかる
  • 治療を一時中断した場合(受験や病気、仕事の繁忙期など)、その間も費用が掛かり続ける
  • 引っ越しなどによって転院が必要となった場合、そのまま治療を継続することが難しい

【一括払い】

メリット
  • 最初に全体的な費用を一度に支払えるため、割安になる
  • レンズの破損や紛失時、または医師の判断でレンズを交換する際に、必要に応じてその都度交換するため、費用面で効率が良い

デメリット
  • レンズを頻繁に破損したり紛失してしまうと交換する回数が多くなり費用や手間がかかる
  • 一度の支払いが大きい

以上のように、定額制と一括払いにはそれぞれメリット・デメリットがあります。

オルソケラトロジー治療を開始する際には、自分自身の予算や大事にしているポイントなどに応じて、適切な形式を選択することが大切です。

また、大前提として契約内容について詳しく調べ、確認することは重要です。

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定額制と一括払いにはどちらもメリット・デメリットがあります。オルソケラトロジーを開始する際には、ご自身に合った方法を選択しましょう。

 

(2023.9.13 更新)