3歳児健診の重要性

日本国内では、母子保健法によって市町村は1歳6ヶ月児及び3歳児に対して健診を行う義務があります。

この健診ですが、受診率が非常に高いことを皆様はご存知でしょうか。
厚生労働省の「地域保健・健康増進事業報告」(平成29年度)によると、1歳6ヶ月児健診は96.2%、3歳児健診は95.2%の受診率となっております。これは、とても素晴らしいことです。

しかしながら、実際には未受診児もいます。
この原因は何か調べてみますと、ある考えに至りました。
それは、事前検査の難しさではないでしょうか。
健診には事前検査があり、ご自宅で聴力を調べたり、簡易的な視力検査をしたり、尿検査もあるそうです。

視力検査に関しては、眼科で小児に対して行われる「字ひとつ指標」を用いた視力検査をご自宅で行うよう促されます。
もちろん、生まれて数年しか経過していない小児が「字づまり指標」を用いた検査は難しいと思いますが、「字ひとつ指標」による視力検査でも、プロの検者がいる眼科で行うならともかく、ご自宅ではそもそも片目を隠していることすら難しいと考えられます。

そのような手間やその事前検査をなかなかできない子の成長に対する不安や緊張感を持つ親御様も多いようです。

もしも、お子様が嫌がったり、集中力が続かず事前検査ができなかったとしても、それはお子様や親御様に非があるわけでは決してありません。
大切なことは、現在抱えている問題をそのままにせず、お子様にあった関わり方や学び方でサポートしていく体制ができるかどうかではないでしょうか。

そうすることによって、お子様の未来の可能性を広げることに繋がると思います。

お子様が小さなうちは目に症状がなくても定期的に眼科で検診を受けましょう。

 

(2020.6.29 公開)