視覚の成長に重要な時期とは?

子どもは成長に伴い、視覚も成長していきます。 今回は、子どもの視覚がどのように育つのかご紹介いたします。 ※当サイトは、治療に関して診断・アドバイス等するものではありません。あくまでも情報をお届けすることを目的としております。

「視覚の感受性期」とは

子どもが成長する過程において、視覚に最も影響を与える期間があります。 それが「視覚の感受性期」と呼ばれる期間です。 下図をご覧ください。 感受性はこのような曲線を描くと言われています。縦軸は感受性を表しており、横軸は月齢・年齢を表しています。 おおよそ、生後18ヶ月あたりが最も視覚の感受性が高い時期と言われています。 そのあとは徐々に下降していき、8歳頃までが視覚に影響を与えられるとされています。 特に、この「視覚の感受性期」において、子どもに様々なものを見せる必要があり、将来的な視機能に大いに影響を与えます。 また、この期間に近視や遠視、乱視などの屈折異常をしっかり矯正したり、視覚を妨げる要因を取り除かなければ、視覚を刺激できず弱視になる可能性があります。

子どもの目の検診はお早めに

子どもの目に関しては、早期に検査した方が良いと考えられます。 オルソケラトロジーも近視矯正や近視進行抑制という観点から、出来るだけ早い時期に開始するのも良いと考えられます。 ただし、低年齢で始める場合、ドクターの指示の元、保護者様がしっかり管理する必要があります。 よろしければ、「赤ちゃんの目 ~成長編~」も併せてご覧ください。

子どもの将来的な視機能を良好に保つために、早期に眼科にて検査することが大切であると考えられます。

 

(2023.9.29 更新)