オルソケラトロジー治療で❝後悔❞しないために

オルソケラトロジー治療は、アメリカを始めとし長年の実績があり、安全性が高いとされています。また、治療を中断すれば角膜の状態が徐々に元に戻ることや、最近では子どもの近視進行抑制効果について研究がされていることなど、他の治療法にはない魅力がたくさんあります。

しかし、実際に治療を始めてからレンズの着脱が上手くいかなかったり、コンスタントにレンズを装用できなかったりすることでオルソケラトロジー治療を続けることが難しくなり、大切な治療費を無駄にしてしまう可能性もあります。

このようにオルソケラトロジー治療で後悔しないためには、事前の情報収集などを行ってしっかりと準備をしておくことが大切です。

こちらのページでは、オルソケラトロジー治療を行うにあたって、後悔しないように知っておいていただきたい内容をまとめています。

※当サイトは、治療に関して診断・アドバイス等するものではありません。あくまでも情報をお届けすることを目的としております。

オルソケラトロジー治療で後悔しないために…

オルソケラトロジー治療は、決して安くはない治療費がかかります。治療費を支払ってから、「やっぱりオルソケラトロジーを辞めたい…」とならないように事前に情報収集してオルソケラトロジーがどのようなものか、治療の流れはどうなのかなど、知っておいた方が良いかもしれません。

オルソケラトロジー治療は、治療を始める前に適応検査を受けます。ほぼ全てのオルソケラトロジーを導入している眼科では、適応検査の結果を基に患者様の目に合わせたレンズ規格を選定します。

多くの場合、検査結果を基に選定したレンズで良好なフィッティングを得ることができますが、実際にレンズを装用して試してみると細かな部分で調整が必要となるケースもあります。レンズフィッティングは個人差が大きく、人によっては最適なレンズを見つけるために微調整を行う場合があります。

そのため、眼科医が患者様の目の状態などを加味してレンズがしっかりフィットするようレンズ規格を決定しております。

「セカンドオピニオン」を求めていくつかの眼科で情報を集めてみるのも良いかもしれません。日本の眼科で取り扱いのあるオルソケラトロジーレンズの種類はいくつかありますが、厚生労働省が認可したレンズは3種類です。それぞれ特徴がありますので、ご自身に合う種類のレンズを探してみても良いかもしれません。

後悔しないためにも、しっかりと事前に情報収集を行い準備することをおすすめいたします。

オルソケラトロジーを始めてから後悔しないようにトライアル期間にしっかりと吟味

オルソケラトロジー治療は適応検査後、1週間ほど「お試し」ができる「トライアル期間」がある場合が多いです。

この期間に、医師の指示通りレンズを装着して矯正を行い、治療を継続できるか判断します。

慣れるまではレンズ装着時に異物感を伴うことがありますが、一般的にトライアル期間はなるべく毎晩装着を行うことが大切です。ご自身で(もしくはお子様などが)実際に治療を始める際の感覚を掴んだり、次の検診で医師が治療可否を判断するために角膜矯正の状態を把握できるようにしておくためです。

※レンズ装着のスケジュールは医師の指示に従いましょう。
※目に痛みを感じたら、無理に装着せず眼科へ問い合わせましょう。

万が一、上手くいかなくても、治療を中断することで角膜の状態は徐々に元に戻っていきますので積極的にトライアル期間を活用しましょう。

オルソケラトロジー治療を始めた後に後悔しないためにも、レンズの着脱やオルソケラトロジー治療の流れがご自身(もしくはお子様など)のライフスタイルに合っているかどうかをお試し期間で体験して判断することをおすすめいたします。


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現在では、オルソケラトロジー治療を始める前に体験装用を行っている眼科がほとんどですので、体験期間中にレンズ装着時の感覚を確認したり、オルソケラトロジーをご自身(もしくはお子様など)のライフスタイルに組み込んだ時のイメージをすることで実際に治療を開始した後に後悔しないようにできるかと思います。

 

(2023.2.21 更新)