オルソケラトロジーとは?~手術をしない近視矯正法の仕組み~

「オルソケラトロジー」の語源

「オルソケラトロジー」という言葉はギリシャ語で「オルソ」=「矯正」、「ケラト」=「角膜」、「ロジー」=「療法」を表し、その語源の通り「角膜矯正療法」を意味する屈折矯正法です。

 

オルソケラトロジーの治療の流れ

1.「オルソケラトロジーレンズ」を寝る前に装用

「オルソケラトロジーレンズ」というハードコンタクトレンズを寝る前に装用し、そのまま就寝します。

2.就寝中に角膜の形状を正常な屈折状態に矯正

就寝中にレンズが角膜を圧迫し、角膜の形状を正常な屈折状態に矯正します。

3.起床後レンズを外す

起床したらレンズを外します。角膜は矯正された形状を夜まで維持するため日中はレンズを付けずに快適な生活が送れます。

1.矯正前 寝る前にレンズを装用 2.就寝中 角膜の形状を正常な屈折状態にする 3.矯正後 翌朝レンズを外すと視力が改善
 

オルソケラトロジー治療の仕組み

内側に特殊な多段階カーブのデザインが施された高酸素透過性ハードコンタクトレンズである「オルソケラトロジーレンズ」を夜間就寝中に装用することで、角膜形状が変化し、朝起床時にレンズをはずしても角膜形状が維持されます。

そのため、日中は裸眼で過ごすことができます。

角膜は比較的やわらかく、形状が変わりやすい組織です。

一度、形状が変わると”くせづけ”がされて形状が一定期間維持されます。

安定するまで毎晩、就寝時にレンズを装用することでより”くせづけ”が長時間持続するようになります。

 

オルソケラトロジーに適しているのは…

夜間に角膜を矯正して日中は裸眼で過ごすことができますので、以下のような方におすすめです。

  • 裸眼でスポーツを楽しみたい方

  • メガネやコンタクトレンズがわずらわしい方

  • 外科的手術(レーシック等)が怖いという方

  • 視力が悪くて目の疲れや肩こりがひどい方

  • 特殊な職業(スポーツ選手や警察官など)に就きたい方

 

オルソケラトロジーは子どもにもおすすめ

子どもの角膜は成人の方と比べてやわらかいとされています。

角膜がやわらかい方がオルソケラトロジーによる矯正が優位に出来ます。

さらに、最近ではオルソケラトロジーによる近視進行抑制効果が期待されています。

 

オルソケラトロジーのメリット

オルソケラトロジー治療による目への負担はレーシック手術のような外科的治療と比べると少ないです。

眼鏡やコンタクトレンズ等の矯正治療と比べた時のメリットは

  • 日中は裸眼で過ごせる

  • 中止すれば2週間程度で元の角膜形状に戻る

の2点があげられます。

特に、一度手術を行うと元通りにはならないレーシック手術と違って2週間程度で元の角膜形状に戻る点は非常に大きなメリットではないでしょうか。

さらに詳しい内容については【コチラ】からご覧ください。

オルソケラトロジーお取り扱い眼科については【お取り扱い眼科】よりご確認いただけます。



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オルソケラトロジーは、手術なしでできる屈折矯正法ですね。レンズ装用をやめれば、角膜形状は元に戻りますので一度お試ししてはいかがでしょうか?

 

(2023.8.21 更新)